榛名神社とわらび餅

榛名神社に行く途中で小さな和菓子屋を見つけました。蕨餅とイチゴ大福が超美味。
どうやって見つけたか？
店の前に人だかりができていて、駐車場に警備員。わらび餅ののぼりを発見。
迷わず蕨餅とイチゴ大福を購入。榛名湖のほとりで食しました。

わらび餅うんちく

あんの入らない蕨餅は安土桃山時代に茶屋の名物として誕生しました。一方、あん入りの蕨餅は江戸時代中頃、当時右大臣で後に関白となった近衛内前公が、虎屋黒川に命じて作らせたのが始まりと言われております。故に、あん入りの蕨餅は庶民の口には決して入ることの無い高貴な和菓子だったのです。

職人より

本蕨粉は生産量が極めて少なくあらゆる成果材料の中で最も効果なのです。一般に「蕨餅」として売られている商品のほとんどは、タピオカや甘藷から抽出された安価代替製品ばかりで、本物の蕨餅は消滅の寸前にあります。
　当庵は今や幻といわれている希少な本蕨粉にこだわります。褐色に光り、とろけるようになめらかな蕨餅に同じ柔らかさのこしあんを包み込みます。大豆を皮むきしてから焙煎したこだわりの黄な粉との相性はまさに絶品といえるでしょう。
　先人が育てた他の貸しの追随を許さぬ高貴な美味を、お客様とともに次代に伝えてゆきたいものです。

御菓子司　微笑庵